俺は出会い系サイトで知り合った女性と食事デートした。出会い系サイトで知り合った女性とどんどん会っていき、一番心惹かれる女性を彼女にしたいという思惑だ。彼女はその一人目。メールや電話では、かなりいい感じで親密な雰囲気にまで進展していた。

 しかし、実物の彼女は写メを見て想像していたよりも残念なルックスだった。会話は楽しめて波長が合うのだが、いかんせん彼女では気持ちが盛り上がらない。「彼女はないな」。俺の中では結論が出ていた。ただ、帰りの夜道に、人気のないところで、彼女の方から誘われるような形でキスをしてしまった。断ったら逆に失礼だろうと思えるような状況だったのだ。

 するとさらに彼女から、自分の事をどう思っているのかと、早くも俺の本心を確かめるような質問をしてきた。俺はつい彼女に気を使い、「うん、すごく喋ってて波長が合うっていうか、相性が合うなと思ってる」と答えた。これはあながちウソではない。「ふ~ん…」と彼女。何かを探っているような雰囲気だ。

 俺は一刻も早くこの状況から抜け出したかったので、「ゴメン、この話しの続きはまた今度会った時にしよう。っていうか俺の方こそちゃんと改めてこの話しの続きをしたい。俺、明日朝早いから今日はもう早く寝なきゃって焦っちゃって。もっと時間的に余裕のある中で話したいんだ。大事な話しだから。だから、今日は…」と、何とか一旦ここを切り上げようとした。

 やっとの事で彼女は了解してくれた。「じゃあ…、今度会った時、ちゃんと話してくれるんだね?」と彼女。さっきまでの若干険しい顔つきが、少し笑顔になっている。何か俺、さっきの発言でどえらい勘違いをさせてしまったかも。そうは思ったが、とにかくその場から解放される安堵感でいっぱいだった。

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